フリタメ【フリーランスのタメになるブログ】

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勝てる場所で努力しろ|「いつやるか?今でしょ」 林修先生 

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今回は林修先生の著書、
「いつやるか?今でしょ」
について解説します。

この本が発売されたのは2014年で今から7年前になるので、一時期流行った本のタイトルを口にする人はもはや少ないんですが、時間が経っても良書は良書なので取り上げさせて頂きました。

本書はですね 一言でいうと林先生が今までの経験に基づいて書かれた、物事の考え方について書かれた本です。

林先生といえばテレビで見ない日の方が少ないんじゃないかっていうくらいの人気がありますよね。でも、著書は意外と少なくて数冊しかないんです。

これはその中の貴重ともいえる1冊なんですが、

  • 東大出身で国民の多くが天才と認知している林先生の思考回路はどうなっているのか
  • そもそも、林先生はどんな人生を歩んできたのか

そういったことを知ることができる著書になっております。

林先生のことは説明する必要もないかもしれませんが、人生順風満帆かと思いきやそうでもなかったりしますので、要点だけギュッと絞って解説します。

林先生は東進ハイスクールの講師として有名ですが、東大卒業後にいきなり予備校の講師になったわけではなくて、一度銀行に就職しています。

先生ほどの頭の良さがあればその銀行で偉くなれるだろう。そう思いますが、驚くことにたった半年で退職します。

当時は1990年代でバブル全盛期。日本がかつてないほどの超超超好景気で、お札が紙切れの様に飛び交う時代でした。

バブル好景気って何?という方のために一言で表しますと、何もしなくても給料がもらえちゃったりする時代でして、
”不景気なんて言葉は日本の辞書に存在しない”
そう言ってもいいくらいでした。

そんな国民のだれもが浮かれている中で先生は思うんです。
「こんな景気がいつまでも続くわけない、いつかきっと破綻する」と。

先生が調べた限りの情報を精査し、分析した結果がこの答えでした。そして、先生はたった半年でスパッと退職してしまったわけです。

先生の予言通り、半年後にバブルは崩壊。好景気が泡のように消え、一転して想像できないほどの不景気に突入しました。そして、かつて勤めていた銀行も潰れます。

まさかの予言通りの結果。先見性はさすがですよね。

でもその一方で、先生はめちゃくちゃギャンブルにハマっていた過去も持ち合わせています。高校時代は麻雀、大学ではパチンコが加わり、社会人になってからは朝から競馬という生活だったそうです。

ギャンブルにどっぷりハマるのは先生のイメージからするとびっくりですよね 笑

先見性を発揮してよほど勝っていたのかというと全くの逆で、めちゃくちゃ負けたみたいですが。

銀行を辞めてから予備校の世界に足を踏み入れていくのですが、予備校の講師も人気商売みたいなところありますから、生き残っていくのは大変です。

そこで、どうやったら厳しい世界で生き残っていけるのか?を考えながら進むべき道を選択した結果、現代文の講師として有名になり、車のCMにも出て、テレビ番組にも出演して、という活躍に至っています。

そんな浮き沈みを経験しつつ学んだ、林先生なりの生き残り方、勝ち方みたいな考え方を教えてくれる、それが本書というわけです。

その中でもみなさんに特にお伝えしたいことを2つのポイントに絞って解説しまして、最後は補足としてわたくしフリタメが学んだこと、今すぐやらなきゃいけないんじゃないかってことについてお話して締める、そんな流れで進めさせて頂ければと思います。

ではいきましょう!

目次

大した努力をしなくても、勝てる場所で努力をする

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まず最初に、
世の中で生き残れる、厳しい競争に打ち勝てる人の特長
についてお伝えしたいと思います。

結論、
大した努力をしなくても、勝てる場所で努力をする人
です。

前提としてなんですが、林先生は予備校の講師として人気を博していますが、
・ただ頭がいいから
・天才だから
・東大卒だから
ということだけで生き残ってきたわけではないんです。

予備校講師も次から次へと新しい講師が現れて人気のない講師は出番を無くす、そんなシビアな世界ですから、生徒たちに受け入れられないと生きていけないわけです。

それ以前に、先生は数学が得意で高校時代に数学者を目指そうとも思ったほどだったらしいんですが、予備校講師としては現代文を選びました。

法学部というバリバリの文系出身なのに、数学も教えられちゃうってところがさすがです。

もちろん数学でもよかったんじゃないかと思いますが、なぜ現代文の講師を選んだかというと、その時に現代文の講師が手薄だったからだというんです。

つまり、横綱級の数学講師たちが、がっぷり四つで戦ってる競争過多の土俵に上がるんじゃなくて、

  • 戦力的にそれほどでもないんじゃないか
  • 抜きん出る見込みが十分あるんじゃないか
  • なんなら突っ張りだけしていればいいかも

そう思える勝てそうな土俵を選んだということなんです。この戦略によって勝利確定。現代文の講師として不動の地位を築いていったのです。

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でも、これって生徒からしてもありがたいことですよね。数学講師には既に満足している、でも現代文にもっといい先生いないかなと思ってるところに林先生が登場するわけですから。

生徒にとっててみれば成績は上がるし、林先生にとっても仕事が増えるし、Win-Winの関係を築けるわけです。

さらに、林先生の人気が上がれば生徒も集まる。生徒が集まれば予備校の運営も盤石になる。こうなると誰も損しない、得しかないビジネスが築けるんです。

これが林先生の経験から導き出された、
「大した努力をしなくても勝てる場所で努力する」
の具体事例です。

じゃあ逆に、どんなことをしてしまったら勝ち残れないのか?というと、まさに逆ですね。

「勝てない場所で努力した人」
ということです。

これをフリタメ的に例えると
そうですね、

ちょっと突然かもしれませんが皆さんは、石原さとみさん、ガッキー、綾瀬はるかさん好きですよね?

もちろん私は好きなんで、仮にというかリアルに「結婚したいなー」なんていう願望があるとします 笑

でも、お二人は結婚しちゃいましたんで、石原さとみロス、ガッキーロスみたいな精神的ダメージが残りつつ、

「石原さとみ、ガッキーが結婚した。でも大丈夫、おれには綾瀬はるかがいる。」

とかわけの分からない前向きなことを言いながら、綾瀬はるかさんとの結婚に向けて全力で努力してたとしたら、これって無意味ですよね。狂気の沙汰ですよね。

いやいや、自分にも0.001%くらい可能性があるんじゃないか?っていう夢を持っていたい気持ちもありますが、完全に無理です。

だから、綾瀬はるかさんとどうやったら結婚できるか?に向かって努力する、これこそが「勝てない場所で努力する」といことなんじゃないでしょうか。

そうじゃなくて、一緒にいて落ち着くとか気が合うとか、自分にとっての綾瀬はるか、つまり仮想綾瀬はるかを探すことこそが正しい努力なんじゃないかと思うわけです。

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いかがでしょうか?
正しい努力の重要性、逆に正しくない努力がどれほど無意味か、ということが伝わりましたでしょうか?

相手にどれだけ合わせられるか?

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続いての超重要事項、
相手にどれだけ合わせられるか?
ということについてお伝えしたいと思います。

林先生は生徒に向けて講義をするとき、とにかく生徒に合わせるそうです。

何を合わせるかっていうと、生徒って毎年毎年同じようで実は違っていて、1年単位の短い間隔では分からないけど、10年前20年前とでは同じ18歳でも考え方や価値観が時代とともに変わってます。

その時代とともに変化する生徒たちを観察して、彼らに合った理解しやすい教え方に変えていくというんですね。

  • どんな授業が求められているのか?
  • どんな風に教えれば理解するのか?

を常に試行錯誤している。

一方で、教え方が一向に変わらない、なんなら授業を理解しない生徒のほうが悪いんだ!くらいにあぐらをかいてる先生は、残念ですけど需要がなくなって消えていくそうです。

相手に合わせるということを日頃の例で言えば、

  • 早口の人には早口で返す
  • メールが長い人には長いメールで返す
  • 一緒に食事をすることで自分が喜んでる姿を見たいという人には喜んでみせる

というふうに、とにかく徹底的に相手に合わせることが重要なんだと先生は伝えています。

テレビの世界では、

  • スタッフの期待に応えるには自分はどんな言動をすればいいのか
  • どうすれば視聴者は喜んでくれるのか
  • ライバルの番組に視聴率で勝つにはどうすればいいのか

プロとしてやるからには勝負には必ず勝って支えてくれている周囲の期待に応える、そいういった考え方を心がけているそうです。

これは先生の失敗談から学んだことでもあるようでして、自分が好きだから、こだわりがあるからという理由だけで、

「すし、うなぎ、てんぷら ~林 修が語る食の美学」

という本を出版しました。でも、全然売れない。僕も買ってませんが。

ではなぜ売れないのかというと、答えは簡単でニーズが無いからです。

つまり、自分が書きたいとか伝えたいことにたまたまニーズがあればいいんですけど、そうじゃなくて、

  • 周りが自分に対し求めているものは何か
  • 何を知りたがっているのか

それを満足させて初めて需要が生まれる。その需要に応えることで出版を支えてくれた周りの期待にも応えられるんだ、ということを体感したとの事です。

プロである以上失敗は許されない。

だから、周りをよく観察して自分に求められていることをリサーチし、それに応えるために最善を尽くす。

自己満とか自己中とかは一切封印して、相手に徹底的に合わせそして受け入れてもらう。

これこそが結果を残すコツでありプロなんだと。私はそんな風にとらえました。

フリタメ的学び

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ということで、今回は「いつやるか?今でしょ」について解説させて頂きました。

本書は、正しい努力こそが結果を残す第一歩であり、自分を押し殺して徹底的に相手に合わせることが生き残る方法なんですと。

ただ、読んで思ったんですけど、我々が実際にやってるビジネスではどうかっていうと、
競争過多の、
値段たたき合いの、
いわゆるレッドオーシャンに自ら飛び込んで行ったりしているわけです。

レッドオーシャンで血みどろの戦いをしながら生き残るのってとてつもなくしんどくて、戦ってるうちに疲弊して、そのうちに戦う気力も体力も尽き果てて、最後はレッドオーシャンの海の底に沈んでいきます。

そうやって簡単に討ち死にするんじゃなくて、

  • 競争が少ない
  • 利益もガンガン出ちゃう
  • 沖縄やハワイのような綺麗なブルーオーシャンを泳ぎながら優雅な生活を送る

そんな場所を見つけましょうということです。そうすれば、大した努力をしなくても生き残れちゃったりするわけです。

”いやいやフリタメくん、そんなこと言ったって、モノやサービスがあふれまくっているこの時代、簡単にブルーオーシャンなんて見つかるわけねーだろ。”

という声もあるかもしれません。

でもですね、世の中にはいっぱい会社があったりフリーランスの方々がいて、レッドオーシャンで戦っている人ばかりじゃなくて、我々の知らない所でブルーオーシャンを見つけ、少ない労力で最大の利益を上げている人もいるってことを忘れてはいけないんです。

そういったビスネスやサービスが実は世の中にはいっぱい存在していて、優雅にブルーオーシャンをスイスイと気持ちよく泳いでいる人もいるってことなんです。

だからもしあなたが、

  • 俺なんて何やってもビジネス成功しねーぜ
  • なんで俺はこんなに才能ねーんだ

とか言って自分を攻めまくってる方がいたとしたら、それは努力不足でもあなたが悪いわけでもなく、ただ単に戦ってる市場が悪いだけなのかもしれません。

我々がやるべき正しい方法というのは、
ここなら自分の努力の範囲で勝てる、そうした場所を徹底的に探る。
もうこれ一択です。

まあ、自分に言い聞かせていることでもあるんですけど。

ですので、

  • 仕事を取るのが絶賛しんどい最中です!
  • 値段をボコられまくって全然利益出ません!

というフリーランス方は、

  1. 参入しているジャンルが本当に正しいのか?
  2. 相手に合わせまくった仕事ができているか?

この2点を徹底的に見直してみることをおすすめしたいと思います。そうすれば、今までと違う仕事、突破口みたいなものがきっと見つかるはずです。

ということをお伝えしまして、今回は締めさせて頂きたいと思います!